うんちくノート

なぜ土星の輪は見えるのですか。

数ある天体の中でも、ひと目でわかるののが土星である。あの特徴的な輪が帽子のつばのよ
うに広がる土星は、最も美しい星であるともいわれている。土星の輪は一六五五年オランダ
の物理学者ホイヘンスによって発見され、それ以来輪を持った惑星として、絵画や古地図な
どにも多く描かれている。 土星の輪は、宇宙船を飛ばすことによって、はっきりとしてき
た。輪は土星の赤道面に一致しており、幅広く広がり、数.程度の氷塊と小さな岩石の集
まったものであることがわかった。その厚さは薄く、二.三.以下で、場所によっては一五
〇│くらいのところもある。ただ氷も岩石片も太陽光線をよく反射するため、輪が見えるの
である。しかし、もし輪の延長上に地球が存在するように、土星がかたむくと、輪そのもの
は見えなくなる。なぜなら、直径一二万.の天体の帽子についている厚さ一五〇│のつばを
横からながめても、見えるはずがないからである。 輪の色は半径によって多少違うため、外
側からA環、B環、C環と名付けられている。最近の宇宙船パイオニア一一号、ボイジャー
一一号の測定によって、C環の内側にD環、A環の外側にF、G、E環が発見され、最も大
きなE円板は土星の半径の五倍にも達するということである。このような大きな輪は、そば
に近づいて初めて明らかになった。 また、宇宙船から高精度の測定をすると、輪には溝状の
何本かの暗線があることがわかった。なぜ土星にこのような輪があるのか、いつ頃できたの
か、溝や色の変化があるのはどうしてかなどについてはまだ今後の研究が待たれるところで
ある。

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