うんちくノート

植物の類縁関係は、どのようにして調べるのですか。

生物は、それぞれの生物が共通に持ついろいろな特徴によって、仲間分けされている。そし
て、生物の仲間どうしがどの程度近いものであるかを示す関係を、「類縁関係」と言う。類
縁関係は、それぞれの生物の体のつくり・生殖のしかた・発生のようすなどから特徴を調
べ、どれだけ共通点を持っているかで判断する。共通点が多い仲間どうしほど類縁関係が近
く、共通点が少ない仲間どうしほど類縁関係が遠いと言える。

「植物」は、葉緑体を持ち、光合成を行って自分で有機物を生産することができる生物のグ
ループで、「ソウ類」「コケ類」「シダ植物」「種子植物」の四つに大きく分けられる。植
物の類縁関係は、水中で生活するか陸上で生活するか、根・茎・葉の区別があるか、胞子で
ふえるか種子でふえるか、等の特徴によって調べられる。また、光合成色素のクロロフィル
(葉緑素)の種類を調べると、さらに細かく植物の類縁関係を調べることができる。クロロ
フィルにはa・b・c・dの四つの種類があり、植物の仲間によってどのクロロフィルを
持っているかが違っている。

種子植物やシダ植物は、クロロフィルaとbを持っている。ソウ類のうち、「緑ソウ類」と
「シャジクモ類」と呼ばれる仲間は、これらと同じである。このことから、ランソウ類が最
も原始的な植物で、他の植物はこれを共通の祖先として分かれて進化していったと考えられ
るのである。

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