うんちくノート

天動説を考えたプトレマイオスは、どのような人ですか。

クラウディオス・プトレマイオス(二世紀前半)は、今から一八〇〇年以上前に活躍したギ
リシャの天文学者・数学者・地理学者である。彼は、エジプトのアレクサンドリアで天体の
観測をして宇宙のしくみを考え、「アルマゲスト」という本にまとめた。 プトレマイオスの
考えた宇宙は、宇宙の中心に地球があり、その回りを月・太陽・水星・金星・木星・土星
(そのころ知られていたのはこれだけである)が回っている、というものであった。星座な
ど星の世界はその外側にあり、さらにその外側には、神がいる最高天があるとされた。プト
レマイオスのこの考えは「天動説」と呼ばれ、一六世紀にコペルニクス(一四七三.一五四
三)が地動説を唱えるまで、広く信じられていた。 また、プトレマイオスは、それまでに考
えられた星座を整理して、四八個にまとめあげた。彼の考えた星座は、その後約一五〇〇年
も使われた。 その他プトレマイオスは、当時としては驚くほど正確な世界地図をも作った。
地球が球であることは、紀元前四世紀頃から知られていたのであるが、プトレマイウスの世
界地図は、丸い地球の表面を平面にかきあらわした初めてのものである。当時は、ローマ帝
国が栄え広い範囲を領土としていたので、プトレマイオスはその情報をもとに地図を作った
が、地球の大きさを実際よりもかなり小さく考えていたようである。彼の地図では、ヨー
ロッパ南部・アフリカ北部・アジア西部はかなり正確であるが、アフリカの南部はアジアと
つながっていた。一五世紀末のコロンブス(一四五一.一五〇六)は、この地図を信じて西
回りでアジアへ向かおうとしたのである。
つながっていた。一五世紀末のコロンブス(一四五一.一五〇六)は、この地図を信じて西
回りでアジアへ向かおうとしたのである。

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