うんちくノート

なぜ海の色は変化するのですか。

海の色には、よく変化する場所と、年間を通してほとんど変化しない場所があるので、一概
には言えないが、色の変化の主な理由は次のように考えられている。 海水はだいたい青く見
えるが、太陽光が海水で反射するのは、水に層があり、その境目で屈折する場合が最も多い
ようである。では層は何によってできるのだろうか。それは海水の温度の違いによってでき
る。普通、冷たい水は重くて下側、暖かいほうは上側にくる。この寒暖による違いは、混合
しにくく、いつまでも層をつくりつづける。しかも二重になるだけではなく、三重にも四重
にもなることがある。こうなると散乱光は青いといっても、深いところで反射したか、浅い
ところではね返ったかによって、再び空中に出てくる光の色はかなり違ってくる。深いとこ
ろでおこったものは、浅いところのものよりも黒っぽく見える。それは青い光が海水中をは
しっているうちに、吸収されてしまうからである。 このため、観測機に色温度計(色からそ
の温度を測定する機械)を積んで海面を測定すれば、黒潮の流れ方を判断することができ
る。魚群の多寡でも海の色は変化するが、実際には海水の温度差で色が変わり、そこに魚が
集まるという結果になることが多い。 湖でも一日のうちに水の色が変わることがある。北海
道の摩周湖は七色に変化するといわれている。水は動いていないようでも、特に寒い地方で
は、摂氏四℃の水がいちばん重いということもあって、内部の層は静かに変化して、色も驚
くほど変わるものなのである。

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